カラダの神秘

少し不思議なお話を。

年末に指先に小さな傷が出来ました。

何かで擦ったような感じで、まあそのうち治るだろうと放っておいたのですが

日が経つにつれ、赤黒く腫れあがり、少し触れるだけで激痛が走るように。

よく見ると

傷から木片のようなものが顔を出していたので

毛抜きで抜こうとしてみたのですが

かえし状になっているらしく

皮膚が持ち上がって飛び上がるほど痛い…。

「…そんなわけで、左手に何か当たると大変なんですよｗ」

お世話になっているピラティスの先生にそんな話をすると

「何かできることがないか、筋肉反射でカラダに聞いてみましょう！」

少し待ってください、と

先生はなにやらいろんなものをかごに入れて持ってきてくれて

「この中から合うものを探しましょう」

？？？

医療行為？

まあ、対価が発生せず

私が納得すればいいのかな？

と

ドキドキしながら

言われるままに座って手を差し出し

筋肉に

聞いてもらいました。

「…うん、何もしなくていいって筋肉が言っています。」

先生はそう言うと

せっかくいろいろ準備してくれたかごをさっさと片づけました。

何かしてくれるのかと期待していたので少し残念でしたが

まあ、普通に考えて病院行って手術しかないよなあ、と

諦めていた、次の日。

なんと

傷口から勝手に

木片が飛び出してきたんです。

少し残っていた「かえし」も

翌日に飛び出してきて

あっという間に、完治。

先生は

「何もしなくていい、というのは

カラダが自分でちゃんと治せるよ、と言っていたんですね。」

そんな筋肉の声を聞きとれる先生にも驚きですが

自身の力で回復できる

人間のカラダに

神秘を感じてしまいました。

ほんと、余計なことしなくていいよね。

余程のことがない限り。

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