ネットで見つけた言葉ですが
「選ばなかった選択は、最悪の選択である」
コロナ禍が始まった昨年の春。
初めて直面する感染症の恐怖に
恐れおののいていたころ
一年後に迫った発表会をどうするか
決断を迫られました。
「最悪、1年後ではなく2年後になるかもしれない。
もう1年先になることで出演できなくなる人は
残念ですが、今のうちに出演をキャンセルしてください。」
数人の生徒と大人メンバーが出演を辞退しました。
仕方がない。うん、仕方がない。
それでも出演する、と言ってくれた生徒たちと頑張ろう。
その後、少しずつコロナのことが分かってきて
これなら大丈夫、と
もともとの予定から1か月半だけ延長した5/2にゴールを設定し
走り出したものの
そこから続々と辞退者が。
本当にやむを得ない事情の生徒もいましたが
…そうではない生徒もけっこういて。
(これについても思うことがありますが、またの機会に)
リハも進んでいるのに
ひとり、またひとりと辞退したために
フォーメーションどころか
作品そのものも変更が続き
中には張り切って挑んだ作品が変更になり号泣した生徒や
せっかく覚えた作品が4回も変わった生徒もいたりして。
満を持して取り組んだドン・キホーテは
子供から大人まで全てのクラスが絡み合うシーンが多く
一人抜けただけでもその影響は甚大で
始めは
ノート1冊にびっしりと記載したフォーメーションを
全て書き直していましたが
…何人辞めたころからでしょうか、
もう、気持ちがついていかなくなってしまいました。
ごめんなさい。
私がこれじゃ、どうしようもないですよね。
そして
コロナへの恐怖(と言うより風評被害への恐怖)から
発表会に対する後ろ向きな発言があちこちから聞こえてきたりして。
もう、発表会をやめよう。
何度思ったことか。
しかし
レッスンが始まるのを待つ間
スタジオの隅で作品の練習をする生徒や
びっしりと書き込まれたノートを手に
熱心に振り付けの確認をするメンバーたちが
日ごとに上達するのを見ていると
これを多くの人に見てもらいたい
いや、私自身が見てみたい。
その思いだけで
突き進んで行った気がします。
あの時
びびって
「2年後になるかも」
なんて言わなければ。
寒い時期は危険だからと
3/14に予定していた本番を
5/2に延期しなければ。
なんて
思わないわけではないんですが
舞台が使えないというトラブルのせいで
急遽前倒しでスタジオで本番を開催するという状況を
私を信頼して受け入れてくださったのは
今の出演者たちだったから、かもしれないし
3/14に本番を予定していたなら
もっと多くの辞退者が出ていたかもしれないし。
もし、○○だったら。
その未来は、誰にもわかりません。
配信動画は
限られた人にしか公開していないのですが
再生回数は半月で1300回を超え
出演していないのに動画購入を希望する方も増え
後日撮影したポーズ写真は
これまでにないほど、生き生きとした美しいもので
(ほんとに素敵!びっくりしました!)
出演者たちは
大きく成長しました。
いつも以上に。
これ以上を望んだら、バチがあたるかも。
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