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さくら徒然日記

9年。

もしかしたら
「え?イマドキそんなの当たり前やん。」
という、
私が知らなかっただけの話かもしれませんが。


先日

中学卒業を控えた娘あてに
一通の封書が届いていました。

差出人は
なんと娘が通っていた幼稚園。

中には
幼稚園からの手紙と
卒園時、担任だった先生からの手紙が入っていました。

もちろん、手紙はコピーで
一人ひとりにしたためたものではないですが
それでも

担任の先生が
9年も前のことを
昨日のように覚えておられるのが分かる内容。
クラスの様子や行事について事細かに書かれていました。
(私はもちろん本人も忘れていた…)

先生は
9年の間に結婚され、2人のお子さんのお母さんになっていました。
ご家族でうつった写真と、現住所まで記載してあって。
「お手紙、くださいね!」って。

全員、覚えていないと
書けないセリフだなあ。
また、このご時世に
私たちを信頼してくださって、住所を公開してくださっているのも嬉しい。


また

年長のクラスを担当した先生に
こうやって9年後も手紙を書くようにうながせる幼稚園も
すばらしい場所だったんだと思う。
(こんなとこ辞めてやる!って辞めた先生に
こんなことができるはずがない)


思い返せば

何をするにも全力の幼稚園で

廃材を使って、原形がわからないほど
教室に大がかりな改装をほどこして作られる作品展もすごかったし

本気で親の爆笑を取りに来る劇は
我が子は二の次で毎年楽しませてもらっていました。
(劇の内容は今でも覚えているけれど
肝心の我が子が何の役だったかは全く思い出せない)



全力で目の前の子どもたちと向き合い
そして
細く、長く
思い続ける。


これが
教育なのか、と思う。

9年の年月を過ぎても
忘れない、という愛情。



うーん


私はまだまだだなあ。




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by sakura-ballet | 2014-03-13 20:40 | 雑記 | Trackback | Comments(0)