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さくら徒然日記

バレエを習わせてもらえるということ

私が子供のころの話です。

落ちこぼれだけどバレエが大好き。
そんな私に
ひとりの先輩が耳打ちしました。

「こんなところにいたって、うまくなれないよ。
私と一緒にちゃんとした教室に行こう!」


そして、何が何だか良くわからないけれど
「もっとバレエが上手になるかも」という漠然とした期待を胸に
教室を移籍。
11歳のころです。

レッスン回数は激増、
トウシューズはばんばんつぶれていく。


父は普通のサラリーマン。
両親にお金をもらうのが本当に申し訳なく
原則全員出演の発表会も出ないで済むようなんとか頼みこみました。
両親には内緒で。

いつか返そうと
お小遣いやお年玉をためて。



そんなある日

突然、私を誘った先輩がレッスンにこなくなりました。



ずば抜けて上手で
しかも美しい人。

憧れの先輩であると同時に
私の家に遊びにくることもあるいいお友達でもありました。



後日
私は知ることになります。


先輩は
前の教室でも新しい教室でも
ほとんど月謝を払っていなかったこと。

働くことができない父親と二人きりで
質素な暮らしをしていたということ。


月謝を払わずに教室を追い出されるまでレッスンを受け続け
追い出されたら、新しい教室へ行く。
そんなことを繰り返していたのでしょうか。



おかしいな、とは思っていました。
あまりによそよそしい先生たちの先輩への態度。
でも先輩は
だれよりも熱心にその注意を聞き
練習をくりかえしていたのです。



話は少し戻りますが
前の教室にいた後輩。

某財閥のお嬢様。
お手伝いさんが送迎していた記憶があります。

のほほんとした楽しい子で仲良しでしたが
「おばあちゃんがやれって言うから…。」と
まるでやる気なし。

なのに


発表会では
私たちとの作品のほかに
ソロや男性とのパ・ド・ドゥもどきや親せきの子と二人での創作や…。
衣装も豪華!

「出番ばっかりでみんなと遊ばれへーん。」
って残念がってたっけ。



先輩と後輩
そして新しい教室での発表会を辞退した私。
これらのエピソードは
純粋にバレエを楽しみたい人たちを応援する
今の私の原動力のひとつとなっています。


…で、
いつか返そうとためてたお小遣いやお年玉、返したかって?

そこ、聞かんといて~

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Commented by sakura-ballet at 2011-05-26 09:12
そうそう、純粋にバレエを楽しみたいですね~
大人になった今だからこそ、味わえる楽しさってあると思います♪

やっとミニーちゃんからのコメントが反映されたわ(^_^;)
今まで投稿してくれてたのに…ごめんねー(>人<)
by sakura-ballet | 2011-05-24 16:44 | バレエのおはなし | Trackback | Comments(1)