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さくら徒然日記

魔法の言葉

子供のためのさくらバレエスクール
現在、楽しみながらバレエの基礎を少しずつ習得していくピンククラスと
基礎をある程度習得した生徒にもう一歩進んだレッスンを行うイエロークラスの
2クラスがあります。

6月にある発表会のあと
ピンク→イエローと
イエロー→新たに始まるグリーンクラスへ進級する生徒がいます。

先日、ピンク→イエローの進級許可者の発表を行いました。
(グリーンはもうちょっと待ってね)



ウチのスクールは
ある学年になったら、一斉に進級、というシステムではありません。
生徒のやる気、レッスン回数、柔軟性や筋力など体力的な資質。
レッスンについてこられるだけの理解力と集中力。

それらを総合的に見極めて
進級させることにしています。


正直なところ、
スクール開講時は「一斉進級」させるつもりだったんです。
競争させるようなことをすると、雰囲気がぎすぎすするんじゃないか。
進級できない子が傷ついて、楽しいバレエが楽しくなくなったらどうしよう。

そんなことが怖かった。
だから、無難に一斉に進級させて
全員にとって無理のないレッスンをしようと思っていたんです。

それもひとつの方法。
メリットも大きいと思います。
しかし

どれだけがんばっても
年齢と入会順でひとくくりにされるのは
かえってやる気をそぐのではないか。

どこかの小学校のように
徒競走で優劣をつけないように
「手をつないで一斉にゴール!」
これが正解とは思えない。

いくらきれいごとを言ったって
結局
社会には優劣、序列が存在する。
努力でどうにか変えられるものもあるけれど
残念ながらそうじゃないものもいっぱいある。

でも、生きていかなきゃいけないんです。

だから
優劣・序列から子供を遠ざけるのではなく
「心の持ち方」を勉強するいい機会と考えよう。

優劣…というよりそれぞれの「ペース」を尊重しよう。

そう思い直しました。




同学年はおろか、年下の子やあとから入ってきた子が
先に進級することだってある。

頑張っていたって、報われないこともある。

「悔しい!」と発奮するか
「私は私。自分のペースで頑張ろう!」と焦らず冷静になれるか。


いまのところ
子供たちは非常に立派に結果を受け止めてくれているようです。

すばらしいよ!あんたたち!オトナだねえ!
そんなみんなが大好きだ―053.gif


もう一つ心配なのが、保護者の皆さんのお気持ち。
私も子を持つ母親なので、よーくわかります。

「んもーっ!アンタ悔しくないの!?柔軟ぐらいしなさいよ!ウキーっ!!」

つい、言っちゃいますよね。
わかるわかる。ワタシもそうでした。


でも
ある程度大きくなって、
本人がバレエが好きになって、
うまくなりたい、と思ったら
ほっといても頑張りますよ。

どうぞ、焦らずに
見守ってあげてください。


やる気を一番出させる魔法の言葉は

保護者の皆さんの心からの「うまくなってきたやん!すごいね!!」
これ、一番効きますよ。

みんなそれぞれ上手になってるんだから、どうか認めてあげてくださいね。




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by sakura-ballet | 2013-03-21 16:00 | スクール | Trackback | Comments(0)